体のこと

体とのつきあい方

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自分で選んだその体

「生まれてくる前に何をやりたいか決めて地球にやってくるんだ」

体内記憶のある子供たちは、口をそろえてそう話すそうです。

そのやりたいことを叶えるために、どのお母さんの所へ行こうかな、と自分に見える光をもったお母さんを探すんだそうです。

そしてお母さんを見つけたら、長いスロープを滑り降りお母さんのお腹へ入り、魂はやがて赤ちゃんとしてこの地球に誕生するのだそうです。

魂という軽やかなものにとって肉体はとても扱いにくく不自由らしいのですが、そんな不自由さを併せ持つ肉体を借りることで、私たちはこの地球という星で、やってみたいなーと思うことを実現できるのだそうです。

心はそんな自分の司令塔、体は自分のパフォーマンス部隊。
心と体はどちらも自己実現をするためになくてはならない存在なのです。

自分で選んだその体で、やりたいこと、できてますか?
やりたいことがいつでもできるように、準備は整ってますか?

自分の体と仲良くなる

自分の体は自分が一番よくわかっています。
だって365日、片時も離れずに、常に一緒にいるんですもんね。

今日は絶好調!
今日はなんだか体が重い...。
今日はちょっといつもより熱いかも。

どこかであたりまえに感じているこの感覚は、自分にしかわからない体の状態。

専門的な知識がなくても、数字やデータで他人に検証されなくても、日々日々よーく自分の体と会話をしていたら、直感で、自分の生命力を信じることができ、幸せに生きていけるはずです。

そのために、少し意識をして、自分の体を観察する習慣をつけてみるといいのではないかと思います。

体のことを知ってみる

自分の体はだれに遠慮する必要もなく、隅から隅まで知ってオッケー。

たとえば鏡で体のあちこちを見てみる。いつも見える顔や姿だけでなく、普段見えないところ、見ないところもくまなく観察してみるのです。

そして体を覆う皮膚を触ってみる。ザラザラ、カサカサ、じっとり、ベタベタ、赤い、茶色い、くすんでる、産毛が濃い...同じ皮膚といえども、場所によって違うことがわかったり、同じ背中なのにここだけ違う!というような発見があったり。

顔色、口の中の色やできもの、体毛の状態、排泄物、お腹の硬さ、あちこちの筋肉や関節の柔軟性などなど、ありとあらゆる、思いつくこと、思いつくものを観察し、自分の体調と照らし合わせてみるのです。

体は常に変化し続けています。
顔立ちや体型の一歩奥にある、自分を運営している体のこと、いろいろ知ってみるとおもしろいですよ。

体は動くことが好き

体は活動が大好きです。
お母さんのおなかの中で受精卵として細胞分裂をし始めた時から、ずっと活動しています。

生きたくて生きたくてたまらないのです。

重力のあるこの地球でやりたいことを実現するためのこの肉体は、骨という支柱と伸び縮みをする性質のある筋肉によって、体という魂の入れ物を自在に操り夢を叶えているのです。

だからしっかり動けることは喜びで、歳を取ったから動けないなんてことにならないように、体を動けるように保つこと、そしていのちが終わるそのときまで夢を叶え続けるために、自分の選んだその体を思うように動かしていきたいものですね。

体は休むことも好き

とはいうものの、この肉体は休むことも大好きです。

活発な活動を止めて、静かな状態で休息をする。
誰かのやさしい手をかりて、体のお手入れをする。
音楽を聴く、香りを楽しむ、美しい絵画を眺める。
そして横になって睡眠をとる。

体はしっかりお休みすると、とても喜びます。

活動的なときに活躍する体の部分と、休息するときに活躍する体の部分。
それぞれの役割を存分に発揮できるということは、私たちが自分の得意なことを存分に役立てるのと同じように、とても嬉しいことなのです。

どんなミクロな存在も
在ってくれることがありがたい。

しっかり休むとエナジーチャージされ、またしっかりと活動することができるんですね。

この記事を書いた人
有賀 理香
生きかたアナリスト。他人を認め自分を認め、生き辛い社会から生きやすい社会への気づきのきっかけを提唱している。
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